乗らなくなった250のバイクを高く売るために知っておきたいこと

新しいバイクが欲しくなった時や、なかなかバイクに乗る機会がなくなってもう必要なくなったときなど、バイクを所有しているといずれ売って手放すときがやってきます。せっかく売るのであれば出来るだけ高く買い取ってほしいと誰もが思うのではないでしょうか。

ここではバイクを売る際に知っておいてほしいことについて解説します。

バイクを売る方法にはいくつかあります

バイクを売る方法には大きく分けて4つの方法があります。1つ目はオークションに自分で出して売りさばく方法、2つ目は自分の会社で整備できるバイク屋さんに売る方法、3つ目は中古バイク業者同士で取引をしているお店に売る方法、4つ目が中古バイクを買取、オークションで売りさばいているバイク買取業者に売る方法です。

テレビでコマーシャルをしている「バイク王」は4つ目の買取り業者に当たります。実は4つ目の方法が最も安く買い取られる方法なので、本当に高く売りたいのであればあまりお勧めはしません。最も高く売ることができるのが中間マージンが発生しない1番目の自分でオークションに出して売る方法なのですが、自分でバイクを売るにはある程度の知識も必要ですし、何より手間もかかります。

更に買取希望者との値段交渉で意見が決裂し、揉める可能性もあります。そのため、2つ目の自社でバイクを整備し中古バイクとして販売が可能なバイク屋さんに売却するのが、はじめてバイクを売る人にとってはもっとも高く売る方法になるといえるでしょう。

売る前に情報収集をしよう

実際にバイクを売却することとなった際には、売却価格を巡って買い取る側と値段交渉をすることがあるかもしれません。相手に高い査定をつけてもらうためには、相手を納得させるような理由が必要です。そのため交渉を有利にするためにバイクの価格についての情報収集を事前におこなっておきましょう。

現在ではインターネットで簡単に情報収集をすることが可能なので、以前よりずっと手間がかからなくなりました。自分のバイクと同じスペックのバイクの買取り価格をしっかりと下調べしておきましょう。価格の下調べをする際に注意しておいてほしいのが、店頭価格を参考にしないという事です。

店頭価格というのは、お店によってどれくらい利益を確保したいのかが違いますし、店頭にそのバイクが出されるまでどれくらいの費用が必要だったのかを予測することもほぼ不可能です。店頭価格はあまり参考にせず、できれば買取相場を参考にするようにしましょう。

そしてそのバイクと比べて自分のバイクが少しでも優れている部分があれば、交渉の際の大きなアピール材料となります。

買い取る側の気持ちになって交渉してみよう

バイクを買い取る側はそのバイクを自分のお店または売却相手に販売し、利益を出すことを最終目標にしています。売る側が新車で高いお金を出して買っていようが安いときにお得に買っていようが売る側としては関係ありません。

そのバイクを自分の所で売って必ず利益を確保できるような買取価格を設定しています。今まで乗っていたバイクに愛着があるのはよく分かりますが、理由もなくただ高く買い取ってほしいと詰め寄ったところで買取側は交渉には応じてくれません。

交渉を成功させるためには、どのようなバイクが利益が出やすいかを考えることが重要です。利益が出やすいバイクとはズバリ、メンテナンスが行き届いていて店頭に販売するまでに手間や費用がかからないバイクか、すぐに売ることができる人気のバイクということになります。

バイクを少しでも高く売りたいのであれば、自分が所有しているバイクの人気不人気にかかわらず日頃からメンテナンスや掃除をしてきれいな状態を維持しておくことはとても重要です。もちろんいくら丁寧に乗っていてもバイクの部品などは老朽化していったり、表面にはキズなどがついて新品というわけにはいかないですが、サビだけはバイクにつかないようにしておきましょう。

外観ではサビが特に評価額を大きく下げる原因となります。サビが付いているバイクをそのまま売るわけにはいかないので、店頭に出す前にサビを落とすのですが、サビを落とすのはとても大変ですし、場合によっては部品を交換せざるを得なくなるので大きく影響するというわけです。

サビが発生しないようにするには、なるべく厚手のバイクカバーを購入し、乗らない時は必ず被せるようにしましょう。バイクの人気車種に関してはその年ごとに異なります。人気車種はインターネットで検索することによってすぐに把握できるので、自分の乗っているバイクが人気車種であるかどうかはすぐに分かります。

人気車種であれば確実に利益を確保できるため高い査定額が期待できます。

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バイクを売ったり乗り換えたりするタイミングについて

バイクを乗り換えるタイミングというのは人それぞれかもしれませんが、高く売ることを考慮するのであれば買ったときの半分ぐらいの買取価格になったときがバイクの乗り換え時だと言われています。理由としては、そこから先はバイクの価値が急速に低下するためです。

新しいバイクを購入するのに、古いバイクを売って得たお金を購入資金の一部にしようと考えている人はとても多いです。購入資金の足しになることを考慮すれば、買取価格が購入価格の半分くらいになった頃がギリギリのラインと言えるでしょう。

バイクは長年乗っているとタイヤを交換しなければいけなくなったり、たくさん備品を交換しなければいけなくなったりするので維持費がとても高くなります。タイミングを逃すと売却価格が二束三文になってしまったというケースも多々あるので、買い替えを検討している人は自分が現在乗っているバイクの売り値を細かくチェックしておいた方が良いでしょう。

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バイクを売る時期によっても価格は大きく変動する

もし急いで売却することを考えていないのであれば、よりバイクが高く買い取ってもらいやすい時期を選ぶようにしましょう。バイクが高く買い取ってもらいやすい時期とは、バイクを購入したいという人が増えてバイクの流通が盛んになっている時期です。

一般的にバイクのニーズが最も高まるのがゴールデンウイーク前の3月、あるいは4月です。3月は決算時期であることもバイクを高く買い取ってもらいやすい理由の1つとなっています。実際にゴールデンウイークにバイクでツーリングをしたいという人が増加するため、それに向けて3月から4月ごろにバイクを購入する人が増えるのです。

そしてもう1つ、4月には多くのバイクでモデルチェンジがおこなわれます。モデルチェンジするのを待ってバイクを購入しようという人が増えることも4月に高く買い取ってもらいやすくなる理由の1つです。ここで注意してほしいのが自分が乗っている車種がモデルチェンジをしないかどうかというものです。

モデルチェンジがおこなわれると旧モデルの価値は大きく低下します。売却を検討する際には自分の車種が近々モデルチェンジをしないかチェックし、モデルチェンジするのであれば売却を急いだほうが良いでしょう。